スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

特別付録 「カリギュラってどんな話?」再UP

zupa第2回公演「サロ・ギュラ」本番まであとわずか。
今日はなんと劇場「楽園」で稽古をさせていただくという幸せ。
改めていろんな問題点が浮き彫りに・・・。
初演とは真逆のものを作らなきゃいけない部分もあり。
あと数日でなんとかせねば。こりゃ大変だ。
さて、初演時にUPした「カリギュラ ダイジェスト」をあげておきます。


この芝居は色んな見方が出来ると思うが、どんな見られ方をしてもいいかな、と思う。
原作の「サロメ」「カリギュラ」からうける印象を、我々俳優や演出家・倉迫康史の体や脳みその中で変換しているからだ。
だから原作の内容や台詞を知らなくても楽しめると思うんだが、逆に知っていたらこういう風に変換しているんだ、っていうzupaの遊び具合が分かる部分もあるから、原作を読んでから、という見方もアリだと思う。

ところが新潮文庫カミュ著「カリギュラ/誤解」という本は現在絶版で、おれもネットで古本で買ったのです(サロメはあります)。
・・・という訳で、読んでから観たいけど売ってないやないか!という人のために、ざーっと、簡単に内容を書き出しておきます。
(ちなみに成人指定の映画「カリギュラ」のDVDも出ていますが、名前が同じのエロ映画ですので、あまり参考になりません。エロと暴力っていうことは間違いないんだが・・。)
もしかしたらおれの解釈が間違っている部分があるかもしれませんけど大目に見てね。
予備知識ないまま観たい!という方はここから先は読まないでね。

「カリギュラ」
登場人物 カリギュラ(通称カイユス)ローマ皇帝(芸術家出身)
     セゾニア         カリギュラの愛人
     エリコン         腹心の部下
     シピオン         若い貴族で詩人・父親をカリギュラに殺されている
     ケレア          貴族・カリギュラを暗殺するリーダー格
     ドリュジラ        カリギュラの妹・近親相姦の恋人(妹の死をきっかけに暴君に転じた)
     その他貴族・兵士多数。

第一幕

ローマ皇帝カリギュラが妹で恋人ドリュジラの死後行方不明になっている。
三日後、泥まみれの体でカリギュラは戻ってくるが、鏡に自分の姿を映しなにやらつぶやいている。
腹心のエリコンが声をかけるが、月を探しに行ったが見つからず、それを探すように指示される。
月とは何かの例えだが、妹の死をきっかけにある真理を悟ったらしい。欲しい物は幸福か不死身の命か、絶対的な自由か・・・。不可能なものを可能にするために暴君になる決意をしたらしい。
愛人のセゾニアは年増の情婦。若いシピオンはカリギュラのやさしさや芸術性を愛している。
暴君に転じる決意をしたカリギュラに、セゾニアは泣きながら愛の重要性を訴えるが、生きることとは愛の反対であり、生贄が必要と言われ、冷酷な残酷な女になることを命じられる。そして自分の映った鏡を打ち砕き、慄然として「カリギュラだ」と勝ち誇った声で言う。

第二幕(三年経過)

三年間で、財産没収、不条理な処刑、暴君に成り果てたカリギュラを暗殺するべきとの空気が漂う。貴族のひとりケレアは貴族達をなだめ、悪逆非道の行動を加速させ、狂気に錯乱することを待つべきと説く。そこにエリコン、セゾニア、そこにいたある貴族の妻を伴ったカリギュラが登場、食事を始め、貴族達に給仕をさせ、伴った貴族の妻を別室で犯す。喘息の薬を飲む老議員に解毒剤だと詰め寄り、皇帝に毒殺の嫌疑をかけ、また皇帝にさからった罪で毒薬を飲ませて殺害。父親をカリギュラに殺され憎悪にかられるシピオンに、セゾニアは「理解しようとしなさい」と挑発する。シピオンは思い悩みエリコンに相談するが、カリギュラは暗殺されたがっていると言われる。シピオンはカリギュラに会い、最近の創作を発表させられる。自然の素晴らしさについての詩をうたうシピオンの後にカリギュラが言葉を紡ぎ、同じ真実を愛することを確認したシピオンは愛情を感じるが、「血」の要素が欠けていると言われ逆上、全身全霊をもって嫌悪するが、同時にカリギュラの中の絶望的な孤独を見て同情、彼の中の慰めになるものの存在を尋ねるが、それは「軽蔑」だと言われる。

第三幕

小屋掛け芝居の余興。口上役でエリコン・セゾニア。貴族たちを出演させ、ビーナス神に扮したカリギュラに捧げる祈りの言葉を復唱させる。シピオンは処刑を恐れず、カリギュラには本音で接するといい、カリギュラの行動について論議。神々と肩を並べる方法は、神々と同じように残酷になることであり、それに対して力で抗うのは、同じく卑劣な行為で、また唯一の真実だという会話をする。カリギュラはエリコンに月の甘い思い出を語り、再度月を探しに行かせる。エリコンはケレアを首謀とする暗殺の連名の証拠を手渡して、永遠に月を探しに出かける。カリギュラはケレアを呼び、心の底を打ち明けて話をしようとする。ケレアは人間誰もが持つ欲望や狂気を理解しているが、それは他者の平和と人格を否定する、とカリギュラの殺害を予告。カリギュラは暗殺計画の連名の証拠を燃やし、罰を与えることもなくケレアを無罪にする。面目を潰されたケレアは暗殺計画の実行を決意。ケレアに陰謀が露見したことを伝えられた貴族達は混乱するが、セゾニアによって即興で詩を創作する会に招かれる。お題は「死」。ここで貴族達にケレアは暗殺決行の時が来た事を告げるが、それを聞いていたシピオンは、放っておけず、カリギュラに愛していたと別れを告げ旅に出る。セゾニアは自分の命をかえりみず、愛の素晴らしさと人生の尊さを説く。セゾニアに対する哀れみに似た愛情が、唯一の純粋な感情だと認めつつ、自分の幸福とは、軽蔑、血、憎悪、殺戮の喜びという無慈悲な論理が永遠の孤独を完成させることであると言い、セゾニアを殺害。全てのものから自由になりきれない人間の苦悩を背負う自分に対して憎悪する中、ケレアらの刃を受けるが、「おれはまだ生きている。」と絶叫。

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2007/05/19 (Sat) 01:51 | # | | 編集

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。